つらい便秘、便秘がひどくなると様々な症状も引き起こされてしまいます。
便秘には弛緩性便秘、痙攣性便秘などいくつかの種類があります。
種類ごとに、どのようにして便秘が起きているのか、どのようにして解消したらいいのかを解説していきます。
また、キダチアロエやアロエベラには便秘を解消する効果のある成分が含まれています。
便秘には特にキダチアロエがいいとされています。
服用のしかたや気になる副作用についても一緒に見ていきましょう。
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便秘はなぜ起こる?
まずは便秘がどうして起こるのか、どんな種類があるのかを見ていきましょう。
便秘とは?
便秘とはなんでしょうか。
個人的な便秘の認識にはややばらつきがあるようです。
食べ物を食べて、消化から便として排泄するまで約24時間かかります。
健康な人では1日に1回の便通があります。
医学的には、3日以上排便がない状態のことが便秘とされています。
便秘には、一時的なものと慢性のものがあり、明らかな原因がない慢性のものを常習性便秘と呼びます。
大半は弛緩性便秘だと言われています。
腸の働きが弱い「弛緩性便秘」
腸は蠕動(ぜんどう)運動と言って波打つように収縮を繰り返すことで内容物を次々に送っていきます。
弛緩性便秘では、腸の働きが弱って蠕動運動が少なくなっています。
そのため、腸に内容物が長くとどまりすぎてしまいます。
長くとどまるうちに、水分が過剰に吸収され、さらにかたくなって排出が困難になってしまいます。
弛緩性便秘は日本人に多い便秘と言われていて、高齢者ややせ型の女性に多いと言われています。
また体質的なものや、運動不足が原因になるようです。
ストレスや刺激から起きる「痙攣性便秘」
腸の緊張が強すぎることで起きるのが痙攣性便秘です。
腸の中で痙攣が起こり、蠕動運動の働きが不規則になり、内容物をうまく送り出せなくなってしまいます。
ストレスなど心因性のものや、飲酒、喫煙が原因になると言われています。
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習慣性の便秘も
朝など本来排便をする時間に、忙しいために便意を我慢することからくせがついて起こる習慣性の便秘というものもあります。
毎日定時に排便する習慣がないと簡単に起こってしまいます。
便秘の主な症状
・腰のだるさ
・なんとなく不快
・口臭
・食欲不振
・頭痛
また、便がかたくなるため排便時に無理がかかり、痔になりやすい特徴があります。
さらに腸の中に便が長く留まってしまうことで、本来なら水分と一緒に排出されるべき有毒物質も血液に吸収され、いろいろな症状を引き起こしてしまいます。
便秘解消の基本
さまざまな理由から便が長く腸にとどまってしまうことで、いろいろな症状を引き起こしてしまう便秘。
それでは便秘を予防、解消するためには、普段の生活でどんなことに気をつけないといけないのでしょうか。
便秘のタイプによって必要なことが変わってくるようです。
タイプ別に見ていきましょう。
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便秘予防の基本
・乳酸菌食品を摂ることで、善玉菌を増やしましょう。
・食事と睡眠を規則正しくとりましょう。
・食事は過食や少食を避け、適量をとりましょう。
弛緩性便秘の場合
・バランスの良い食事を心がけましょう。
食物繊維の不足や食事時間が不規則になることでも弛緩性便秘が起きやすくなります。
野菜や海藻など食物繊維の多く含まれる食品を摂りましょう。
食物繊維には腸の粘膜を刺激して、蠕動運動を高める働きがあると言われています。
・朝食を摂る習慣をつけましょう。
・起床時にコップ1杯の水や牛乳を飲みましょう。
・十分な水分補給を心がけましょう。
1日に1〜1.5リットルの水分補給が適量と言われています。
・適度な運動を行いましょう。
運動不足が腸の働きを弱くしてしまいます。
毎日5分でも運動をしましょう。
ウォーキングやストレッチなどがおすすめです。
痙攣性便秘の場合
・十分な休養を取りましょう。
・食物繊維の多い食品を摂りましょう。
・刺激の強い食品を避けましょう。
酸味が強い食品、強い香辛料、アルコール、カフェインなど
・硬い食品、濃い味付け、炭酸、過食など腸への物理的に強い刺激は避けましょう。
・揚げ物を控えましょう。
キダチアロエの便秘解消に役立つ効果と副作用
キダチアロエは、強い緩下作用を持っています。
アロエベラ、キダチアロエに含まれるアロイン、アロエエモジンが緩下作用を持ち便秘解消に効果があるのですが、特にキダチアロエが効果を持つと言われています。
アロイン、アロエエモジンは、腸内の水分を増やし、蠕動運動を活発化させ、自然な便通を蘇らせてくれます。
よく洗ってトゲをとったキダチアロエの生葉を皮ごと、1日に1回3センチぐらいを目安にかじると良いでしょう。
エキスや錠剤、粉末にした製品も市販されていますので、そういった商品を購入すれば、より簡単に服用できます。
アロエはとても緩下作用が強いため、少量の服用から始めてください。
自分に合った適量を知ることが大事です。
量が多すぎると下痢をしてしまいます。
アロエは市販の便秘薬と違い副作用が少ないため、安心して服用することができます。
ただし緩下作用が強すぎるので、用量を守ることが大事です。
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まとめ
健康な人では1日に1回程度の排便がありますが、3日以上排便がない状態が便秘と呼ばれています。
排便には腸の蠕動運動が大きく関わっています。
便秘には、運動不足や体質的な理由から腸の蠕動運動が弱くなることで起こる「弛緩性便秘」、ストレスや急な刺激により腸が痙攣することで起こる「痙攣性便秘」の2種類があります。
特に日本人に多いと言われているのが弛緩性便秘で、腸に内容物が長期間とどまるうちに水分が吸収されかたくなり、なおさら排便しにくくなります。
さらに便秘から、様々な症状が起きてしまいます。
弛緩性便秘を防ぐには、食事や運動、朝食をとるなど習慣の改善が必要な場合があります。
弛緩性便秘を解消するには、キダチアロエを服用するのも一つの方法です。
アロエに含まれる成分が持つ緩下作用は、腸内の水分を増やし、蠕動運動を活発化させてくれます。
大きな副作用はありませんが、多量に服用すると下痢をしてしまうので用量を守ることが大切です。
便秘は様々な症状を引き起こしてしまいます。
キダチアロエも活用して、腹の底から健康な生活をお送りください。